くじら資料館

くじら資料館 くじら資料館内

国指定重要有形民俗文化財「長門の捕鯨用具」を展示

平成5年(1993)鯨墓近くに「くじら資料館」が建設されました。資料館は国指定重要有形民俗文化財「140点の捕鯨用具」 を中心に320年前の捕鯨用具などが展示されています。
資料館正面案内板には、初代くじら資料館野上弘巳館長直筆の説明文が次のように掲出されています。

藩取り立ての鯨組として誇り高き浦人たちは、決して心やすらぐことはなかったのである。 鯨によってもたらされた恵みに深く感謝しながらも、哀れみを抱くという複雑な思いにとらわれていたからである。 特に親子の情愛の深い母鯨が我が子を喪くして発する、もの悲しい泣き声を耳にして、胸がしめつけられるような思いがしたのであろう。 このようなことから、鯨にも人間なみの手厚い供養がなされ、現在にいたっているのである。

ここに展示されている捕鯨用具・漁業用具や生活用具等は、単なる道具の陳列としてではなく、やさしい浦人たちの心情、 生活、文化の匂いがしみこんだ資料としてみていただきたいと思います。

海に生き、鯨に感謝してきた人たちのいきざまを記憶にとどめる写真コーナーを設けました。 クジラと人間との鎮魂の歴史として、心温まる思い出を持ち帰っていただけるものと思います。

日本一小さな資料館ですが、子供さんには「命の大切さ」を学ぶことが出来、大人には、 世界の70%を占める海の恵みや鯨とどう向き合うかが問われる大切な施設です。


長州・北浦捕鯨のあらまし

「長州・北浦捕鯨のあらまし」河野 良輔 著

古式捕鯨のバイブルといわれる本の特色は次のとおりです。
123ページの全てにわたってカラー写真でわかりやすく、写真の数だけでも300枚以上使用しています。
国の重要有形民俗文化財の捕鯨道具140点をカラーでわかりやすく説明しています。
貴重な古文書等豊富な資料が掲載されています。
日本近代捕鯨発祥の地、仙崎の具体的な場所を初めて公表しています。
日本のくじら王といわれる岡十郎に関する貴重な写真も初公開しています。
古式捕鯨船団出発風景及び鯨の解体作業のめずらしい写真を掲載しています。
古式捕鯨の普及版として定価は非常に安くしてあります。(定価1300円)
お問い合わせはくじら資料館まで。
FAX:TEL(兼)0837-28-0756